2015年06月21日

15-13 梅雨カヌー(白砂川1◆162本目)

 水位:なし 累加雨量:165mm(大原)

 土曜日の夕方になって急遽自由時間をもらえました。もう1回くらいみなかみ下りたいなあ。しかし放流は残念ながらすでに終わってまして、どうしようかなあと水位計を眺めて思案に暮れていると、吾妻川が爆裂していることにふと気付く。四万川も3トン以上出てます。これは、吾妻エリアがいいかもしんまい。
 関東入りしていると噂の元ヤン氏にダメ元で声をかけてみたところ、幸運にも捕まりました。四万川支川の反下川を下ってたらしい。四万川漕ごうと思ってたけど、いや待て、反下川(下ったことないけど)漕げるってことは、あそこも漕げるんでは? もう一つの気になっていた川、白砂川に行ってみようと思い立ちました。

 白砂川は、上ノ倉山(標高2,108m)を水源とし、中之条町六合を南流して白砂渓谷をなし、長野原町長野原にて吾妻川左岸に注ぐ、利根川水系の一級河川です。

 白砂川といえば笠置(木津川)に流れ込む川を想起しますが、こっち(関東)では草津温泉のご近所六合(くに)を流れるこの川になるようです。四万川のおとなりさんなんですが、水質(酸性度高い)、深い渓谷を成している点、温泉地である点など共通項が非常に多い。
 カヌーで下れる川として存在を知ったのは最近の話ですが、支流の湯川(草津温泉)の名前は以前から知ってました。知っていたのは、吾妻峡の水は酸性度が強く、かつて「死の川」と呼ばれるほどだったものの、湯川に建設された品木ダムの河水中和事業により改善されたという話でしたが、位置関係まで把握してませんでした。

 とまあ、あまり事前知識のない状態で現地入り。長野原の吾妻川との出合から、川見しながら遡上開始しました。断片的に見て取れた印象からでは、水量は充分。しかし、川に降りられる道がまったく見つかりません。事前にGoogleMapを見て、ある程度あたりをつけてはいたんですが、思いっきりアテが外れました。橋の周りを都度探し回っては、うーん見つからんなあとアタマを捻る。気が付けば元ヤン氏との約束の時間はとうに過ぎていました。モヤモヤした気分のまま、吾嬬橋(旧板東橋)付近で元ヤン氏と合流。

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 とりあえず、近くの道の駅六合(くに)でクルマを一台にまとめて仕切り直しとしました。もう一度下流を探し直すか、さらに上流を目指すかですが、後者を選びました。結果的には、これが当たりの選択。堰堤で寸断されていて取れる距離が短すぎるので期待薄だったんですが、分からんもんです。白砂ダムまで遡上しましたが、周辺には道がなく、最終的に花敷温泉付近をプットインに設定。テイクアウトは、見寄橋にしました。

 道の駅まで戻る道中、カヤックを積んだ関西ナンバーのエクストレイルとすれ違う。助手席の元ヤンとは、わざわざ関西から? まさかこんなマイナーな川はさすがに来んやろ。野反湖(ダム湖)でも行くんかなあ? と話していて、全然気が付きませんでした。

 見寄橋付近にクルマをデポしたのち、花敷温泉に到着すると、例のエクストレイルが停まっていました。あれ? あのBLUE STORMのドライスーツは…? ここでようやく繋がりました。おもっきり知ってる人でした。

 テリーさんはこの川を下った経験があり、今回ソロで下るつもりだったらしい。期せずして頼もしい仲間が加わりました。

 スタートは10時5分前。区間設定に意外と手こずって遅くなってしまいました。門限15時なんで、できれば1時間くらいで下り終えたいですが、はてさて。
 川床は人工物(床止め)で覆われていましたが、赤サビのようなものに染め上げられていました。生き物の気配がない。ここも四万川同様に生物が定着しないくらいに酸性度が強いものと推測されます。四万川くらいの中渓流と思っていましたが、こっちのほうが全然大きい。奥多摩御岳並の規模です。嬉しい誤算ですね。

 最初の下見ポイントに到着。岩場を登り下りして瀬の近くまで向かいましたが、コケがまったく生えていないせいで岩が全然滑らないのが逆に気になりました。テリーさんが親切に解説してくれました。ホールが二段連続していて、二段目がとくに巻きがキツそう。二段目は左岸側に逃げるのが得策かな…。

 先頭はテリーさん。…って、いきなり右岸に張り付いて捕まってるし! しばらく固唾を飲んで見守っていると、動き出しましたが、二段目でチン。

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 二番手は元ヤン。一段目で失速、二段目で豪快にぶん投げられるようにしてひっくり返ってました。

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 そして私。右岸寄りから進入し、左岸に抜けようとしましたが、右岸に吸い寄せる力が予想以上に凄まじい。うっわ、二段目ど真ん中! どかーんと飛沫を上げて飛び込みましたが、幸い捕まることなくするりと抜けてくれました。危ねえ…。

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 しかしここ、ヘタしたらソロで下ってたんですよね。三人で良かった…。

 GWに下った摺上川のように、瀬がテンポよく現れてくれます。こら、楽しいなあ。

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 そしてこの区間のハイライト、滑床の瀬。見事な一枚岩です。そして、赤い。

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 すごく絵になりそうな場所だったんですが、これ、上陸して距離取ってからでないとうまいこと撮れないですね。

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 橋を過ぎ、右岸に露天風呂(京塚温泉)が見えたところで再び上陸。最初の瀬と同じく二段構成で、さっきのような滑床仕様。ミックス版ですね。二段目中央が巻いてます。
 テリーさんは無難にクリア、元ヤンは途中華麗に回転してバックから突入。

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 私は左岸キワキワのチキンルートで。

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 ここが最大と聞いていたのでもう終わりかと思いきや、まだ残ってました。左にカーブしたところ、インコースがけっこうエグそうな感じ。ここは全員が回避してアウトコースの右岸沿いから突破しました。下見なしで突っ込んだんで、けっこうドキドキ。

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 まだ瀬は断続的に続いていましたが、大きいのはこれで終わりでした。

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 身寄橋を過ぎたところで上陸。10時50分でした。

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 回送中に地主の方と話す機会がありましたが、見寄橋手前のキャンプ場敷地を使っていいよということでした。怒られることはあっても、いいよと言われることはあまりない。こういう何気ないやりとりで、現地の印象が決まったりします。

 六合といえば、温泉とそばが有名らしいです。アフターカヤックに「野のや」でそばどうですか? とテリーさんからお誘いいただきましたが、辞退させていただきました。

 自宅のドアを開けたのは15時1分でした。最近時計がちゃんと読めるようになった子どもたちからは、遅刻やで! としっかり指摘されてしまいました。

 それにしても今回、経験者のテリーさんが一緒で助かりました。元ヤン氏と二人だけだったらもっと時間がかかってたかも。今回も楽しい川下りでした。テリーさん、元ヤンさんありがとうございました。川見に食事に温泉にと、まだまだ思い残すところがたくさんあるので、六合には近いうちにまた行きたいなあ。

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ニックネーム ラナ父 at 06:39| Comment(4) | 関東>白砂川 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする