2015年05月17日

15-09 薫風カヌー(湯檜曽川1◆160本目)

 水位:3.50m(湯檜曽)

 湯檜曽川は、朝日岳(標高 1,945m)を水源とし、南流してみなかみ町幸知・大穴で利根川右岸に注ぐ利根川水系の一級河川です。

 湯檜曽川の第一印象は、紅葉峡下るときにチョロチョロ流れ込んでる川というかんじでした。そもそも紅葉峡下る時期はピークを避けているのでおのずと水量の多い時期に見たことがなかったのです。ちゃんと下見したのは今年の4月でした。当時雪どけハイパー爆裂状態でして、結局ダウンリバーは見送りとなったんですが、その時同行メンバーからいろいろ教えていただきまして。

 今日は門限14時の制約付きでしたが、湯檜曽なら組めるかなあと向かうことにしました。GWの大遠征で感覚がちょっとおかしくなったんですかね…。こないだまで群馬といえば遠出のイメージでしたが、いまや全然早帰り可能なご近所と化しております。

 早起きして、嫁さんと5kmジョギングしてから出発。ペースゆっくりでしたが走ったの久しぶりだったんで運転中の段階から筋肉痛…。

 幸知橋下流にクルマを置いて、痛む足を引きずりながら川沿いの歩道を回送。この一ヶ月の間に周辺の雪はすべて融け、すっかり風薫る季節に移ろっていました。陽光を浴びてキラキラとさんざめく水面が眩しい。冷たく、重苦しかった先月とは別世界。

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 水位は、ここ最近ずっと3.6m以上をキープしてたのが、一晩で突如3.5mまで下がってしまっていました。とはいえ下るには充分な水量がまだ保たれていました。4月爆裂時にいくつか設けられていた堰(融雪用?)は消失していましたが、当時濁りで見えなかった床止めや堰が随所に見えたのがちょっと気になるところ。

 プットインの湯檜曽公園まで歩いて、巨大堰堤の直下にボートを担ぎ下ろす。

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 テイクアウトの利根川出合までは約2kmというところ。上流端は土合付近まで取れ、下流端はそのまま紅葉峡突入もできるんですが、時間的、実力的にムリかな(湯原水位3.68m)と諦めました。とはいえ、約5時間かけて300km以上走ってきてたったの2kmしか下らないというのもなんかもったいない。湯檜曽公園上流部はもし時間が余るようなら後で下見だけでもしたいなあ。

 先週末、GWに内臓破裂を起こした愛艇リンクスの手術を執行しました。前回はあて布の接着のみでしたが、今回は裂傷部を一部縫合した上であて布を接着してみました。これで寿命が延びてくれるといいんですが。余談ですが、接着剤には3M「スコッチ 超強力接着剤 プレミアゴールド スーパー多用途」を使っていました。今回の修理で使い切ったので発注しようとしたら、自主回収になったようで取扱いがなくなっていました。これからどうしたらいいんだろうか。

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 9時45分ごろスタート。あ、デジカメ忘れた。あ、アクションカムも…。しゃあない。今日はスマホ使いますか…。スマホのタッチは濡れた指には反応せず、いちいちタオルで拭いて擦ってからになるので漕ぎながらでは難しい。けっこう時間食いそうです。

 漕ぎ出してしばらくは荒れた区間。湯檜曽温泉に架かる橋を通過してまもなく取水堰が現れました。先月下見時は巻きまくっててポーテージに難儀しそうな状態でしたが、今日は右岸に寄せてから担ぎ下ろせました。

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 この先も人工物が随所に出てきます。残念な川ですね。せっかくいい川相してるのに、もったいない。
 まず床止めの瀬。

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 越えるとすぐ、中央部だけ凹になっている小さな堰があります。下見時に、通過できるかどうかギリギリの幅しかないなと見てましたが、迷う間もなく突撃してしまいました。全身水びたし。

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 湯檜曽橋が見えたところで水面が切れていたのでいったん右岸に上陸。核心部とまでいいませんが、けっこう落差のある激しい瀬でした。コンクリかと見紛うつるんとした滑り台のような形状をしていますが、よくよくみれば川床全体が岩盤になっているのでした。

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 瀬の最後にはなぜかまた床止めが入っていて、コンクリートブロックの隙間をとっさにすり抜けて突破。

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 次も大きな瀬ですが、またもや堰堤絡み。大きく二又に分岐しています。

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 まずは右岸側から下見しましたが、細い流れがねじれながら落ちていて、ちょっとムリめと判断。

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 いっぽう左岸側は、水が垂直の護岸コンクリのギリギリを流れているため上陸不可。先の方に見える1コ大きなドロップが気になるところ。着水部が見えませんが、周りの地形から類推して、まあいけるでしょうと判断しました。
 実際は想定より巻きが強くて危なかったんですが、うまく飛び越えて事なきを得ました。

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 瀬はまだまだ続いていて、大きく蛇行して先が見えません。左岸の法面をよじ登り、枝をかき分けて崖の上から下見に向かう。ここは右岸の車道からでは一部見えないところがあったのでちゃんと見ておきたかったのです。

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 はたして、見事なゴルジュがありました。地形的には険悪な瀬があってもおかしくないと予想していましたが、意外と素直な流れでした。問題なくいけそう。

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 右岸から入ると落差もあって割とハードな感じですが、左岸寄りにうまい感じに抜けているルートが見えます。むろん後者を選択して、無事にゴルジュに入ることができました。

 ヤバいくらいに美しい。フネから下りて、少しの時間、岩場に座り込んでいました。隣に、相棒がいてくれたら、パズルのピースの最後の一片がカチッとはまる感じだったんですがね。

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 幸知橋に到着。あとはザラ瀬で本川の利根川へと流れ込んでいます。クルマは橋のすぐ下流に置いてましたが、せっかくなんで利根川出合まで下ってみようと漕ぎ出しました。

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 利根川に至ると、上流側に発電所取水堰が見えます。いやー、すんごい迫力です。紅葉峡なんてムリっすわー。区切りもついたので、先月下った湯檜曽川右岸沿いの小さな流れを遡上してゴール。

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 ゆっくりペースで下ったので、所要時間は約80分でした。スマホで撮り忘れてた場所に戻って撮影してたらタイムリミットの11時半を迎えてしまったので帰途につく。上流部の下見はまたの機会ですね。


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ニックネーム ラナ父 at 05:41| Comment(0) | 関東>湯檜曽川 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする