2015年05月05日

15-08 【GW】ソロ旅情編2日目(五十嵐川◆159本目)

 水位:1.27m(荒沢) 水量:20.55t(笠堀ダム;放)+14.61t(大谷ダム;放)

 どしゃ降りの中、国道290号の暗い暗い道をおそるおそる走り、ようやく「道の駅漢学の里しただ」まで到着できました。道中、何匹、いや何十匹クラスかな。路面を跳ねるカエルを踏み潰しまくってしまい、いささか沈みがちな気分。
 大阪に住んでた頃、周りが全部田んぼでして、この時期になると夜はカエルの大合唱でした。当時はとくに感じることはなかったけど、今聞くと不思議なくらい心が安らぎを覚えるのが分かります。土と、水のにおい。そして水路にはホタルが瞬いていて。住むならやっぱり、こんなところがいいなあ。…。いつもここで思考停止。飲み残しの缶ビールを手に持ったまま、落ちる。

 明け方。一時期かなり激しく降った(1時間10mm)ため、増水を懸念してましたが、引くのが早い。あまり気にせずに済みそうです。あちこちの水位計のゲージの推移を見ていて思ったのですが、日中気温が高い日は、夕方からぐんぐん水位が上がって、夜中にピークを迎えて明け方に下がるという傾向がありますね。

 さて、本日の目的地は五十嵐川です。阿賀野川水系から信濃川水系にスイッチしました。

 五十嵐川は、烏帽子山(標高1,350m)を水源とし、新潟県三条市を北西に流れ、三条市由利・本町で信濃川右岸に注ぐ信濃川水系の一級河川です(流路延長38.7km 流域面積310.1ku)。

 「いがらしがわ」とずっと思ってましたが、「いからしかわ」なんですね。これも知りませんでした。過去のツーリングガイド本に掲載されていましたが(『カヌーツーリングブック』山海堂,1990)、記憶もおぼろげで、時間をかけて下見しました。
 核心は「カヌーの墓場」と呼ばれる三段の瀬でしたが、あいにく車道からは見えない位置にありました。まあ、しゃあないですね。

 プットイン予定地点の笠堀ダムに向かうと、あれえっ、通行止めになってる…。あと3年弱、入れないようです。ふはっ。

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 本川の大谷ダムに行ってみるか? 大谷ダム上流も気になるしなあ…。しかし、午後は守門川を下ろうかと計画していました。本命はむしろ午後、みたいな。1本目はさくっと下って、守門川へは極力早めに移動しておきたい。
 やっぱり、プットイン地点はこのへんで見つけよう。笠堀川出合をうろついていると、ちょうどいい塩梅に入川道が見つかりました。
 テイクアウトは山神社付近に設定。

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 昨日回送中に痛くてたまらなかった靴をサンダルに変えて歩きました。おお、疲れ方が全然違う。やっぱり原因は靴だったか…。

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 笠堀川の渓谷部からプットイン。新緑に囲まれて素晴らしい眺めですが、いかにもダム下って感じで川床の石はヘドロで覆われていました。もったいないなあ。

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 200mほど下って五十嵐川本川突入。この笠堀川、漕破総数に一応カウントできますが、あまりに距離短いしなあ。いや、距離の問題ではないけど、笠堀川の全体像見てないし、どうにも納得感が得られないので今回はカウントしないことにしました。ちなみに笠堀川の水源は早出川と同じ矢筈岳ですね。早出川は東側ですが、笠堀川はその裏側の西側から流れ出ています。

 川の防災情報には、支川の笠堀ダムしかデータ出てませんが、新潟県のサイトから本川の大谷ダムのデータも取れます。この両ダムの放流量を加算した値がこの区間の水量になります。
 本川(大谷川)のほうが流入量少ないですが、出合から見る限りこっちもいい川相です。しまった。やっぱりこっちも下見しておくべきだったか…。

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 合流してまもなく核心部・三段の瀬がスタート。
 一段目は、車道から確認できていましたが、右にカーブしてブラインドになっていたので右岸に上陸してスカウティング。
 カーブの先にエディーの存在を確認。まあ、インコース攻めれば問題なさそうですね。
 さくっと下って二段目手前のエディーへ。

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 今度は左にカーブしてその先がブラインドになっていました。再び艇から下りてスカウティング。

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 おおー、でかい…。
 左に急カーブを描いた直後に巨大ホールがありました。インコースとなる左岸側は抜けてますが、メインカレントに突っ込んじゃうとヤバいかんじ。
 間違っても入りたくなかったんで、カーブ前からインコースベタベタのどチキンコースで通過。

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 最初はこの左カーブの前後の瀬で二段目、三段目と思っていましたが、どうも違うかったみたいで。まもなくホライズンラインが現れました。こいつが三段目でした。

 これも左岸から下見。ふわー、川幅いっぱいのホールです。抜けてるところは…なさそう…!
 両岸ベタなら強行突破できなくもなさそうですが、このホール、形状がフラウニングホールです。失敗すると中央に引き込まれそう。ここは大事をとってポーテージすることにしました。

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 守門川の前哨戦みたいな扱いで、さくっと下ろうと思っていましたが、なかなかどうしてすごいところですやん。

 上陸地点まで戻り、フネを担ごうとした時、気が付きました。
 あっ…。サイドチューブが…。内臓破裂を起こしかけていました。

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 漕いでる時から微妙な膨らみが気になってはいたんですよね。
 去年、接着剤で修理した箇所です。約半年のうちに接着剤が劣化して、空気圧についに耐えられなくなったようです。今年の冬はまったく漕がなかったんで、劣化が進んだのは実質この1ヶ月かと。ちゃんとしたことは分からんけど、水に浸かるという行為がよくなさそうやし、さらに雪どけ水の低温が寿命縮めている気がします。
 とどめはこの三段の瀬の衝撃でした。ネタみたいですが、ホンマに「カヌーの墓場」にやられてしまった…。

 まあ、このタイミングだったという点が不幸中の幸いですかね。この先、いつでめ上陸しようと思えば可能ですし。これ以上傷口が広がるのを防ぐため、エアをごそっと抜いて空気圧を下げてから再開。この先ホールなど衝撃の大きい場所は厳禁です。

 吊橋を通過。ここにはウォータープレイかわせみがあります。下見時にカヤック載せてるクルマが停まってましたから、誰か下っているのかもしれませんね。

 塩野渕橋を過ぎると川幅が一気に広がります。この川相なら何とか乗り切れそうだとさらに漕ぎ進むことにしました。

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 大きな波はすべて回避して無事にゴール。
 修理キットをクルマに積んできていたのでここで応急処置はできますが、その状態で初めての川(しかも難度高めと思われる)に臨むのはいささかリスキーかと判断し、ソロ旅情編はこの五十嵐川をもってあえなく終了となりました。

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 この後は、下るつもりだった守門川を見にいくとして、その後どうしようかな…?
 新潟の川は、守門川以外にも目をつけていたところがまだまだあるので、時間の許すかぎり見て回るのもいいかもしんまい。
 よしっ、午後は川見にシフトチェンジしよう!

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ニックネーム ラナ父 at 01:21| Comment(0) | 甲信越>五十嵐川 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする