2016年05月28日

16-12 川太郎&川次郎の川開き<後編>(早川1◆173本目)

水位:-0.56m(早川三里)

 早川は、白根三山の中心に位置する間ノ岳(あいのだけ:標高3,189.5m;日本第3位&日本百名山)を水源とし、広河原より早川町を南流して白鳳渓谷をなし、また奈良田湖(西山ダム)より早川渓谷をなし、草塩付近で流向を東に変え、身延町飯富・下山にて富士川右岸に注ぐ富士川水系の一級河川です(幹川流路延長73.9km,流域面積509.1ku)。

 早川はまだ漕いだことがなかったのですが、実は過去2度訪れたことがあります。

 2010年1月24日…下見後花鳥と桂川アッパー
 2012年3月20日…芝川下って、レンタカーで芦川とか富士川水系いろいろ下見(ラナいない)

 いずれもざっくりとしたレベルでの川見にすぎないのでまだまだ曖昧で正確性に欠けると思いますが、次のようにイメージしました。

 ・アッパー区間(早川渓谷)…西山ダム〜第三発電所。渓谷相。水が少ない。
 ・ミドル区間…第三発電所〜第一発電所。アッパーとロワーの中間的な川相。
 ・ロワー区間…第一発電所〜富士川出合。荒れた広大な川原に分岐・合流を繰り返しながらザラ瀬が続く川相。水量はまあまあ。
 ※西山ダム上流の野呂川は除きます。

 漕ぎたいのはやはり渓谷です。しかしアッパー区間は諸々考えると丸一日要しそう。さらに、意外にも子どもたちがカヌーに乗りたがるので、ミドル区間を選択しました。

 今日はソロでさくっと下るつもりだったんで、携行してきたのはリンクスIのみでした。
 川太郎て体重いま何キロ? と聞くと29キロとの回答。ソロ艇ではムリかーと一瞬考えましたが、よくよく考えると30kgのラナを毎回乗せて下ってましたわ。

 あれこれ考えた結果、次のように決めました。

 ・草塩温泉下流でプットイン、川太郎と一緒に下る
 ・早川町役場あたりで川次郎とスイッチ
 ・弁天橋でテイクアウト

 役場までの区間は水量少なめですが、清冽な渓流相。役場以降は濁流ですが、たぷたぷで下りやすそう。スイッチ地点は実は中間点ではなく、3/4くらいですかね。途中上陸可能地点が見つからず、そうせざるをえませんでした。どちらを前半に連れていくかというと、やはり体力・経験に一日の長のある川太郎かと判断しました。

 子どもたちは今日が川開き(初漕ぎ)です。川太郎くん、ウェットスーツが着られなくなっていました。お腹がキツいらしい…。

 15時50分ごろ出航。

 流れが集まってさえいれば、なんとか下れるレベルですが、ザラ瀬では底を擦る。川太郎くんは序盤、私がラナのPFDの位置を変えている際に岩にぶつかった衝撃でフネから落ちそうになり、しばらく顔が水に浸かった状態で流されましたが、なんともなさそう。さすがイトマン14級(中級)。

160528_hayakawa 2016-05-28 16-07-28.jpg

 早川オートキャンプ場を過ぎたところで流路が分岐。この流量で分岐はつらいなあ。左岸ルートを選びましたが、どうも失敗したくさい。
 浅い岩場に出ました。大事を取って、川太郎はポーテージ。撮影係やってもらいました。基本ピンボケでしたが時々ちゃんと撮れてる。

160528_hayakawa 2016-05-28 16-25-36.jpg

 今度は頭が痛いというので大古橋下流で休憩。どうやら奥さんのヘルメットがきついらしい。頭に合わないと頭痛がするのは分かる。けどアナタ、一応それ大人用ですよ…?
 インナーを外したら、頭痛から解放されたようです。今度はガバガバになってますが、しょうがないか。

160528_hayakawa 2016-05-28 16-44-21.jpg

 漕ぎはじめはウェアが暑いだのキツいだので不機嫌だった彼も、だんだん馴染んできたのかご機嫌になって、よく喋るようになってきました。流れの読み方はまだちょっと難しいけど、危険な場所は直感的に分かるみたい。漕ぎ方もこの先練習してみて習得できるようなら、そろそろ独り立ちを考えてもいいかもしれませんね。いつの間にやらもうラナの体重に追いついちゃってますもんね。来年はもうリンクス1には乗せられないやろなあ。

 ちょっと要警戒かなと川太郎を上陸させた瀬はその後3箇所。最初は大古橋の下流。実際は大したことなかったけど、念のため。今日の川太郎くんは意外と慎重派。わりと活き活きとポーテージしてました。ひょっとして歩くほうが好き?

160528_hayakawa 2016-05-28 16-54-32.jpg

 終盤に2連続。中之島橋下流にあります。

160528_hayakawa 2016-05-28 17-28-19.jpg

 最後の落ち込みは左岸ルートのほうが面白かったかも。

160528_hayakawa 2016-05-28 17-17-37.jpg

 ラストはけっこうテクニカル。たぶんこの区間最大でしょう。最初のドロップはラナでもポーテージかなー。水勢がそれほどでもないのと、1艇分の隙間が見えたので、ここは強行突破。

160528_hayakawa 2016-05-28 17-33-23.jpg

 後半部に続きます。ここは左岸ベタから。

160528_hayakawa 2016-05-28 17-24-47.jpg

 この瀬のすぐ下流にある雨畑川出合であまりに残念な川に変貌してしまいます。川の中にユンボが見えるのでこいつが原因かと思いますが、ひどすぎる。

160528_hayakawa 2016-05-28 17-27-34.jpg

 17時35分、早川町役場到着。105分かあ。いやー、予想よりかなり時間かかってしまいました。

 ここで川次郎とスイッチ。

160528_hayakawa 2016-05-28 17-35-27.jpg

 川太郎と川次郎は年子でほぼ同じ環境で育っているにもかかわらずけっこうタイプが異なってまして、弟くんのほうはどちらかというとインドア系。家でテレビ観てるのが一番好きらしい。雰囲気がちょっとネコっぽい。一人称も「ニャゴ」もしくは「ニャゴット」ですし。ちなみにオリジナル必殺技は「ニャゴパンチ」と「ニャゴキック」…。

 カヌーもあまり好きではないみたいですが、昨年漕ぎ納めからだいぶ期間も空いたせいか、今日はやたら楽しみにしてくれています。兄と同じように手荒に扱うと機嫌を損ねそうなので、今日だけは娘に対するように大事に扱ってみよう。

 まもなく発電所放水口。おお、爆裂してますやん。けっこう迫力あります。
 フェリーグライドで渡るとき、ちょっぴりグラッと来ましたが、何事もなかったかのように漕ぐ。落としたりしようもんならまたキライ!ってなるかもしれんし、気をつけよう…。

160528_hayakawa 2016-05-28 17-40-29.jpg

 本来の流量に戻り、早川はたぷたぷ。随所にウェーブが立って、川次郎はホーウ、ホーウと嬌声をあげてました。楽しそうやなあ。

160528_hayakawa 2016-05-28 17-46-59.jpg

 結果論ですが、子どもたちと別々に下れてよかった。こういう機会って意外となかったんですよね。一対一で対峙することで、各々の違いがよりよく理解できた気がします。やっぱり自分とよく似てると改めて思ったけど、強く出てるところが違うのかな、と。

 17時55分、終航。

160528_hayakawa 2016-05-28 17-55-00.jpg

 川太郎105分に対してこちらはたったの20分。川次郎からは、「はーやーすぎるー」とブーたれられましたが、それだけ楽しかったということだと受け取っておきましょう。次に繋ぎやすそうですし。

160528_hayakawa 2016-05-28 18-00-00.jpg

 帰路は本栖湖経由にて。夜陰に紛れる直前、富士山ギリで見えました。鹿もおったなあ。カモシカではなくて奈良公園におるほう。関東ではなにげに初めてかも。「富士眺望の湯ゆらり」にてゆっくりと入湯。1,300円と高いだけあってリッチーな雰囲気に浸れました。
 夕食は「とにかく辛いぞ!赤富士ラーメン」にチャレンジ。ちなみに川太郎くんはマグロ丼でした。刺身好きやねー。

160528_hayakawa 2016-05-28 20-45-33.jpg

 帰りの車内はふたりとも爆睡でした。
 いつまで付き合ってくれるか分からんけど、今シーズンもいっぱい川で遊んでね。


ニックネーム ラナ父 at 04:50| Comment(5) | 甲信越>早川 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
お久しぶりです。岐阜のさくぞ〜です。あいかわらず精力的に漕いでますね。うらやましい限りです。私も最近長男を連れてリーターンしてきました。とりあえず長良川の中流レベルですが。
 さて、リンクス2の修理についてご教示願いたいのですが、本日武儀川を下った際に右のサイドチューブからの空気漏れが発生し、調べたところ、バルブ付近のセルの接合部が1センチくらい剥離しているのを見つけました。修理したいのですが、自分で修理可能なのか、また業者に依頼が必要なのかご教示いただければ幸いです。よろしくお願いします
Posted by さくぞ〜 at 2016年06月04日 14:28
さくぞ〜さん、おひさしぶりです!
10年ぶりくらい? 風の噂で結婚されたとは聞いていましたが、お子さんもいらっしゃるんですね。時の流れを感じます。

さてご質問の件です。

>バルブ付近のセルの接合部が1センチくらい剥離

ちょっとイメージしづらいのですが、セルフでやるのなら、
・修理キットの当て布使って接着
・市販の接着テープ使って接着
が基本になると思います。最近修理した内容をアップしたので参考にされてください。

http://lana1119.a-thera.jp/article/4147907.html

接着の問題点は、劣化するところです。

販売店に依頼するとコストはかかりますが、溶着で対応してくれるので劣化の心配はありません。むかしはアワーズさんが何でも対応してくれていたんですが、引退されたので、フネ買ったお店経由で依頼するしかないのかと思います。

Posted by ラナ父 at 2016年06月06日 05:48
ありがとうございました。アワーズさんが辞めてしまったのが痛いですね。熱溶着の技術があるハイビックスに依頼してみましたが断られました。代理店のパール金属からは、まだ返事がありません。セルフリペアしかないかなと思っています。おすすめの接着剤があれば教えてください。
Posted by さくぞ〜 at 2016年06月07日 22:12
そこまですでに行動していらっしゃるんですね。

現在の代理店パール金属さんとはむかし塩対応をされて以来没交渉です。幌屋さんとかテント屋さんも溶着設備ありますがまだ交渉したことなくて、アワーズさん引退後はずっと接着修理でしのいでます。

接着剤については私も昔アワーズさんに問い合わせしたことがあって、Scotch 「スーパー多用途」がおすすめと回答もらいました。ただしもう2年くらい前の話なので、もっといいものが出ているかもしれません。
Posted by ラナ父 at 2016年06月09日 05:59
ありがとうございました。

パールさんからは、いまだ返信がありません。

どこか熱溶着してくれる会社をさがして、だめならセルフでやってみます。

Posted by さくぞ〜 at 2016年06月10日 09:33
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: 絵文字[必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。